妊娠・出産を考えている介護士への手引き

復職するタイミングはいつ?

復帰するタイミングと時短勤務については産休前に確認を!

どのタイミングが適切か

介護士が産休後に復帰するタイミングは、妊娠中に考えておきましょう。ギリギリの判断になると、思っていたような働き方ができなくなる可能性があります。一般的に、産休後の復帰のタイミングは3パターンあります。1つ目は、保育園の入所が決定した時です。2つ目は子どもが1歳になった時で、3つ目は子どもが2歳になった時です。保育園に入園できるかは空き状況によるので、入所の時期を自分の都合で選ぶことはできません。子どもの月齢がまだ低い段階で復帰すると、子どもの体調不良で休まなければならない日が多くなります。安定的に出勤できず職場に迷惑をかけてしまうことがストレスになると、仕事と育児の板挟みで心にゆとりがなくなってしまうため、事情が許すなら子どもが1歳になる育休明けのタイミングでの復帰がおすすめです。

働き方について事業所側と話し合う

無事に保育園に入園して慣らし保育も終わると、次にぶつかる壁が保育園からの呼び出しです。子どもはよく熱を出します。集団生活をしていると仕方のない部分ですが、働くママにとっては辛いものがあります。働きながらの出産・育児経験を持つ女性が多い職場なら、産休後の出勤が不安定になることはよく理解しているはずです。問題は、復帰したら子どもが産まれる前と同じように働けると事業所側が考えている場合です。産休後は保育園からの呼び出しがあることを前提に考えて、事業者側と勤務内容や勤務時間についてよく相談しておきましょう。

時短勤務の権利があることを知っておく

時短勤務は、育児休業法で定められている権利です。1年以上働いている職場なら、子どもが満3歳になるまで時短勤務にしてもらえます。大きく状況が変化した家庭と仕事の両立に慣れるまで、時短勤務で働けるようあらかじめ交渉しておくことができます。介護士は残業が多く、他の職員の気持ちを考えると時短勤務を申し出にくく感じるかもしれません。しかし、無理して完全復帰をして結局出勤が不安定になるならば、状況が安定するまで時短勤務とした方が職場全体で考えてもメリットがあります。満3歳まで時短勤務としておいて、それより早くフルタイム出勤が可能な状況になったら通常通りの働き方に戻してもらうことも可能です。無理に復帰するよりも、その時可能な範囲でベストを尽くす方が周囲からの理解は得やすくなります。妊娠中、復帰後に考えられるさまざまなパターンを想像し、根回しを早めにやっておきましょう。そうすることで、産休中に余計な心配を抱えることなく家庭のことに集中できます。

妊娠したときの働き方を知りたい人へ

  • 働く際の注意事項 働く際の注意事項
    避けた方がいい業務は?

    介護士の仕事内容は多岐にわたり、なかには入浴介助や夜勤など身体的負担の大きい業務もあります。そのため、妊娠中は負担の大きな業務を避けるようにすることが望ましいです。無理をせずに申告をして、妊娠中の体を守りましょう。さらに、安全に働き続けるためには、周囲の協力を得ることが不可欠です。見守りや事務、レクリエーションなど身体的な負担を軽くできる仕事を積極的に受けることも、周囲の協力を得るためのコツといえます。

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介護士が妊娠したらいつまで働ける?

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